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トマトの使用農薬表



農薬分類
乳剤
  • 水に溶けにくい有効成分を有機溶媒に溶かし、さらに水になじみ易くするために乳化剤を加えたもの
水和剤
  • 水に溶けにくい有効成分を、鉱物等に混ぜて微粉状にし、水になじみ易くしたもの
  • 飛び散らないよう、粒状に成形したものは顆粒水和剤、またはドライフロアブルとよばれる
水溶剤
  • 水溶性の有効成分を水に溶かし希釈して使う
  • 散布すると作物が白く汚れる
ブロアブル剤
  • ゾル剤とも呼ばれる
  • 溶剤に溶けにくい固体有効成分を、水和剤よりも細かい微粒子にして水に混ぜ液剤化したもの(登録上の分類は水和剤)
  • 水和剤に比べ作物に対する汚れが目立たない
燻蒸剤
  • 常温または水を入れて有効成分を気化させて利用するもの
燻煙剤
  • 着火または加熱により有効成分を気化させて利用するもの
液剤
  • 有効成分の水溶液
粒剤
  • 有効成分に鉱物粉等に混ぜて粒状にしたもの
  • 水に溶かさず、そのまま散布する
  • 粒径によって微粒剤、細粒剤などがある
粉剤
  • 有効成分に鉱物粉等に混ぜて粉状にしたもの
  • 水に溶かさず、そのまま散布する
  • 粒径とその割合によって微粉剤、DL粉剤、フローダスト剤などがある
WSB剤
  • 水和剤や水溶剤を水溶性フィルムで包装したもので、袋ごと水に溶かして使う
  • 調製時の粉立ちが無く、使用者に安全である




農薬名 成分 対象病害虫 効用・効果
アルバリン顆粒水溶剤 ジノテフラン コナジラミ類
アブラムシ類
アザミウマ、ハモグリガなど
  • 500g、250g、100gの三種類の包装仕様あり
  • 土壌灌注使用可能
  • 半翅目、双翅目、甲虫目、鱗翅目、総翅目の害虫に卓効
  • ハダニのリサージェンスの心配がない
  • 高い浸透性と長期の残効性、即効性
  • 魚類、鳥類、天敵に安全性が高い
  • 食害→神経伝達系に作用→異常行動、死亡
コロマイト乳剤 ミルベメクチン コナジラミ類
ダニ類
ハモグリバエなど
  • 500mlの包装仕様
  • 微生物から生まれた殺ダニ剤で、減農薬栽培では農薬としてカウントされない
  • 速効性に優れ、卵〜成虫まで効果がある
  • 高い活性により少ない薬量で十分な効果
  • 分解が早く作物、環境にやさしい
  • ユニークな作用性
チェス水和剤 ピメトロジン コナジラミ類
アブラムシ類
  • 半翅目害虫に作用
  • 主に成虫に対して効果(吸汁行動の阻害=餓死)
  • 成虫の産卵を著しく抑制
  • 卵から孵化してくる幼虫も防除
  • 高い浸透性と長期の残効性
  • 以上の作用性から、密度が上がってからの散布では密度が下がるのに日数を要することがある
  • WSB剤
モスピラン水溶剤 アセタミプリド コナジラミ
  • 高い活性があり、少ない薬量で長い残効性
  • 速効性と強い浸透移行性
ノーモルト乳剤 テフルベンズロン コナジラミ
  • 幼虫体内でキチンの生合成を阻害し、脱皮を不能とすることで高い殺虫効果
  • 卵への直接散布、薬剤処理後の茎葉面に産卵された場合のいずれにおいても殺卵作用
  • 遅効性だが、長い残効性とすぐれた耐雨性により安定した効果
アファーム乳剤 エマメクチン安息香酸塩
  • 害虫に対して食毒および径皮毒として作用
  • 顕著な食毒効果(即効性)
  • 速やかに分解し、長く残らない(らしい)
アプロード水和剤 ブプロフェジン コナジラミ幼虫
  • 昆虫成長制御剤(IGR:Insect Growth Regulator)
  • 脱皮ホルモンの代謝系に作用、昆虫の外部骨格の主成分となるキチン生合成を強く阻害

    新しい表皮クチクラの形成を抑え幼虫の脱皮時に致死
  • 優れた残効性
  • 成虫への産卵抑制作用および卵のふ化抑制作用を有する
アプロードエースフロアブル ブプロフェジン
フェンピロキシメート
コナジラミ類
ダニ類
マッチ乳剤 ルフェヌロン コナジラミ幼虫
  • 幼虫の脱皮を阻害してやがて死亡させる性質を持つ薬剤
  • 植物体上での浸透移行性がない
サイハロン乳剤 シハロトリン コナジラミ
  • 散布後すぐ害虫の神経に作用しノックダウン効果
  • 接触毒、食毒作用により高い殺虫効果を発揮
ニームオイル アザディラクチン 色々
  • アザディラクチンは摂食阻害剤として作用
  • アザディラクチンが虫にかかると、成長ホルモンがカットされて(脱皮)成長が阻害
  • 農薬ではない
  • アザディラクチン濃度が25ppm程度以上だと植物に影響なく普通に虫が死ぬ
  • 高濃度での散布でない限り、遅効性
  • 植物への浸透性は全くなし
  • 植物忌避効果は10日程度、10日置きに散布し続けると効果
  • 何回でも何十回でも何百回でも連続して使える
ハチハチ乳剤 トルフェンピラド 鱗翅目害虫
(コナガ、アオムシ等へ摂食阻害効果)

アブラムシ類(食材抑制作用)
コナジラミ類(特に殺卵効果)
アザミウマ(食材抑制作用)
ダニ類(強い殺虫力)
ハモグリバエ(殺卵作用)
うどんこ病
  • 100ml、500mlの包装仕様
  • ミトコンドリアの複合体Iの阻害効果
  • 植物への浸透性のない薬剤なのでむらのないように散布する
  • 植物忌避効果は10日程度、10日置きに散布し続けると効果
  • マルハナバチに対して影響あり、魚毒性あり
ボタニガードES ボーベリア・バシアーナ
GHA株 分生子
コナジラミ類
アザミウマ類
コナガ
  • 微生物農薬(農薬散布回数にカウントされない)
  • 当該害虫に寄生する糸状菌
  • 散布後、感染死亡虫の体表面に白いカビが生える(二次感染も期待できる)
  • 殺菌剤との併用は無理なので、よく考えて防除散布しないとえらい事になる
  • 遅効性(一週間〜10日)
  • 何回でも何十回でも何百回でも連続して使える
  • 保湿オイルで湿度条件による効果の振れを軽減(でも↓の条件は必須)
  • 3〜7日間隔で2回以上散布、散布後半日以上80%以上の湿度を保つ
クリアザールフロアブル スピロメシフェン コナジラミ類幼虫
  • コナジラミ成虫に対する効果は無いが、幼虫に高い効果を示す
  • 遅効性
  • コナジラミ成虫と卵に効果がある薬剤と混用するのが望ましい
  • マルハナバチ日数1日
サンマイトフロアブル ピリダベン ハダニ類
トマトサビダニ
コナジラミ類
アブラムシ類
アザミウマ
  • 主にダニを主体とした効果のある薬剤
  • ダニ以外への害虫の効果は主目的ではない、ついでに防除できる程度?
  • 植物への浸透移行性無し
ベルクート イミノクタジンアルベシル酸塩 葉かび病
灰色かび病
etc
  • 多くの病害に対して高い防除効果
  • 細胞膜機能および資質生合性に作用
  • 接触型の予防薬剤
  • 作物に及ぼす影響が少なく、他薬剤との混用性が良好で幅広い作物で使用可能
  • マルハナバチ:圃場試験→本製剤1000倍での影響なし
ゲッター水和剤 ジエトフェンカルブ
チオファネートメチル
灰色かび病
菌核病
葉かび病
  • 予防効果と治療効果に優れ、残効性および浸透移行性等の諸特性を備える
  • 灰色かび病の特効薬
  • 総合防除剤としての位置付けが可能
  • 人畜、魚介類および環境に安全
トップジンM水和剤 チオファネートメチル 葉かび病
灰色かび病
菌核病
  • 速攻性と残効性を有し、効果が長続きする
  • 強い浸透力があり、植物体に侵入している病原菌を死滅させる
  • 低濃度で高い効果があり、作物の汚れが少ない
  • 有効成分的にゲッターと被ってる = 連続散布不可
ダコニール1000 TPN 疫病
輪紋病
葉かび病
炭疽病
  • 広範囲の病害に有効
  • 薬剤による汚れが少ない
  • 残効性に優れる
  • ミニトマトが収穫7日前までの散布なので、使用時期には気をつける
クリーンヒッター オキサジキシル
TPN
疫病
  • ボルドー液との混用はさける(分解)
  • 野菜や果実の汚れが少ない
  • 有効成分を見るとダコニールと同類なので注意





農薬 その他


農薬以外の使用農業資材
名称 効果
PSダッシュME
  • 亜リン酸カリ資材
  • 生長点への散布により花粉を増やしたり、ウイルスに対する免疫力を高める
  • 週一回、生長点へ軽く撫でる程度散布するのが望ましい
ルーツ酵素
  • リン酸の吸収を補助する働き
  • 酵素を抽出したものなので、生き物的ななにかではない
  • 生き物ではないので肥料原液にも農薬にも混ぜてもまったく問題ない
  • 灰色カビの患部に、この酵素とPSカルを1対1で混ぜたものがよく効く
PSカル
  • キレートカルシウム資材
  • 液肥への投入、葉面散布等、植物にとって重要なカルシウム補給剤


  • 虫の種類分類
    半翅目 アブラムシ類・コナジラミ類・ウンカ類など
    鱗翅目 チョウ・ガ類など
    甲虫目 ハムシ,コガネムシ,カミキリムシ,キクイムシなど
    膜翅目 ハバチ・キバチ・タマバチ類など
    双翅目 タマバエ、タネバエ、ハエ・アブ・カなど


    その他
    リサージェンス 圃場で農薬(殺虫剤)を施用した後、対象害虫あるいは他種類の害虫が増加すること。
    原因は、主に農薬の影響による天敵生物の減少とされる。
    薬剤抵抗性 生物の集団にある薬剤を使用することにより、その薬剤への抵抗因子が淘汰により蓄積される現象のこと。
    同じ薬剤の散布を連続で行うと、その薬剤の抵抗因子を持つ害虫が蔓延する
    薬剤に定められた使用回数と、同じ薬剤の連続使用をしてはいけない理由。


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