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農園紹介


 近年、食の値段は二極化しています。高くても売れる、安くても売れない。それは、インターネットが手軽に利用できるようになる以前は、生産現場から遠く離れた現象でした。食の根源に関わる仕事をしているのに肝心の消費に対し、距離感がある状況だったのです。

 古来よりいい物を作っても安くしか売れないから、農業を志す若者が少ないのです。農家という職のやりがいというものも、言葉形で現せるような、確かなものでもありません。このことは、現在農家として農作物を栽培する身として、常に実感として付きまとっていました。

 しかしいい物を作ってそれ相応の値段で消費者の皆さんが購入してくれるのならば、そして美味しいと言ってくだされば、これほど励まされる事はありません。
 市場に出荷するよりも高い現金収入、生産物を購入して食べていただいた消費者の皆さんの、美味しいという言葉。心情的にも目に見える形で跳ね返ってくるのです。
 そして、一農家にとってそれを実現するためのツールがインターネットなのです。

 インターネットを通じての販売、交流は、自らの栽培した作物に全責任を負わなければならないという、一農家として食の根源に関わる仕事の重大さを改めて突きつけられる体験でした。大変な責任を感じると共に、また正当な評価を頂ける機会でもあるので一層仕事の励みになる貴重な体験です。

 農家は、愚直でいいんだ。努力した結果が、正当に評価されるインターネットの場を通じ、そんな思いがストンと、胸に収まった気がしました。

 これからも、会社勤めならば定年を迎えるような歳になっても、まだまだ頑張れる。当HPを通じて様々な交流、栽培作物の評価をいただければ、と考えております。

園主  阪本 昇


久しぶりの近況
22/2/26

以前とはずいぶんと色々な状況が変わってきているな、と感じます。
自分自身の栽培技術の向上により、より高い視点から今一度見直してみると、色々なことを見落としていたんだなと。
天才ではない凡才は、一生勉強、生涯挑戦者であるのでしょう。

さて、当方はトマトを作っております。最近、今まで見向きもしていなかったトマトの青い果実について考えました。
実は、作業の際に誤って落とした未成熟の青いトマト、病気で枯れたトマトに生っていた青いトマト。実はこれは、需要があり、売れるのです。
もちろん、赤く熟したトマトに比べれば捨てるよりはマシな値付けではありますが。
何に使うのかというと、ピクルス漬けにして食べるのだとか。要するに漬物にすると。そのような利用方法が現代農業にも掲載されたことがありましたね。
農産物直売所でも、夏には青いトマトが袋いっぱいに詰め込まれ、売られていたりもします。

それで、その青いトマトですが、20年近くトマト栽培をしていましたが自分で好んで食べていませんでした。まあ、当然ですね。そういう食文化が自分の中に存在してなかったし。
でもまあ、つい先日に、ふと料理に使用してみようと思いまして、青いトマトをぶつ切りにして煮込んで食べてみたのです。

おでんの素で、鶏肉とこんにゃくとで茹でたら、まあ食欲をそそらない青い見た目でしたが。食べてみたら、トマトの実ですが何の癖も無く美味しく頂けました。
ビックリしました。非常に格安で栄養価が高く、そして美味しく簡単に食べられる野菜が自分の身近に存在していたことに気付いたからです。
まあとはいえ、価格的にわざわざ青いトマトなんて収穫もしないですけどね。赤くして売ったほうが儲かるし。
ただ、トマトの片付けの際は非常に多くの青いトマトが捨てるほど出ることを考えると、なんか急にもったいないような気がしてきましたね。
家庭菜園でトマトを栽培する際、赤いトマトが病害等で収穫出来なくても、青いトマトは収穫できる。青いトマトも美味しく頂けることを考えれば、トマト栽培の難易度というかお得感が上がった気がします。

近くにありながらも認知されない、古くて新しい、珍しくもないのに珍しい、そんな不思議な食材だと、ふと感じた、未成熟な青いトマト。
とても面白いなあと、勝手に一人不思議さを噛み締めております。


近況

14/12/10

当ホームページは、農園の様々な出来事を写真と文で紹介していますが、やはり文章より写真、写真より動画。
動画を一目見てもらうことが、最も分かりやすいのではないかと思います。

一昔前は不可能だった大容量の動画配信も可能となっているので、農園で撮影したビデオ画像をポンと載せておきます。

第一トマトハウス工事の様子、葡萄棚の工事の様子、枯露柿作り、雪害被害、解体工事、など

来年はこういった動画をもっと届けられたらと思います。どんな出来事であっても大切な記録ですので。






10年前の写真ですが
私達が作っています


枯露柿加工
葡萄作業風景
桃収穫作業

葡萄収穫間際
収穫直前の桃
桜桃



農園作業日程表


農園工事記録






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