桃の花粉採取　２００７／３／２９〜
蕾、もしくは開花したばかりの花を摘む１	蕾、もしくは開花したばかりの花を摘む２	集めた花
機械にかけて葯（やく）のある部分を大雑把に取り出す	大雑把に取り出したモノ	大雑把に取り出したモノを篩いにかける
篩いにかけ終わったものを寝かせる	機械に入れ、葯から花粉を放出させて採取する	残り滓

桃の花は結果させる量の２０倍〜３０倍の花が咲く。 当農園においては、摘蕾（露地栽培のみ）の段階で３分の２を摘蕾、摘果の段階で残った３分の２もしくは２分の１を摘果。 蕾もしくは花は枝の上向きのものを落とし、更に枝の先端部と付け根のものを落す。

２００７年度桃の摘果の様子

摘果の選定基準　（初期）
	摘果の場合、蕾や花の時では分からなかった果実の良否がハッキリしてくる。左の写真は同時期の果実 だが見比べて欲しい。 写真の１、２列目はどうみても論外。１列目は形が変だし２列目は果実が小さい（不受精）。 残すべき果実は、３列目。４列目の方が大きくて丸くて良い様に思えるが、この時期においてはそれは罠。
	写真は３、４列目の果実を頭頂部から見てみたもの。３列目はやや薄っぺらいが、四列目は見事 に丸い。
	次にそれらの果実を真ん中からカットしてみると、四列目のものには種が二つ入ったものが三つあった。 種が二つあるモノを双胚果といい、写真の果実もそれ。双胚果（*）は果実の肥大は いいが果肉軟化、核割れ、整理落下がおきやすく商品にならない。 疑わしいものは落すが、時たま携帯している剪定鋏を用いてそういう果実を割って確かめた方がいい。摘果作業のスキルアップに繋がる。
	*桃は最初二つの種があるけど、生育中に一つが零れ落ちるのが正常だそうだ。

夏季剪定前＆剪定後　6／13〜 温室桃の夏季剪定 サクランボの夏季剪定
若木の夏季選定前＆剪定後
夏季剪定直後（左）＆収穫後の同じ果樹の姿（右　７/２６） 桃の生長の早さが分かるだろうか
上の果樹の姿（左　７/２６）と、更にその後の姿（右　８／２４）の比較
上の果樹の葉っぱが散った姿（左　１２／６）と、その剪定後の姿（右　４／３）の比較
上の果樹の葉っぱが生えてきた姿（左　４／２４）（右　５／４）

反射シートを敷く　6／29〜
反射シートを敷く前に 夏季剪定を終らせておく

０７年度　桃収穫　７／４

０７年度　桃箱詰め

０８年　桃収穫　７／４

５kの桃（左）と、同じく５kの家庭用の桃（右）の比較
手にとると違いが一目瞭然の差ですが、食味は同等です。