温室桃の夏季剪定1 徒長枝を切除する 4/30〜
露地桃の夏季剪定
サクランボの夏季剪定
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- もちろん手作業で、脚立に上って剪定鋏で一枝一枝目視で判断して切除する。徒長枝の対処と共に直接樹皮に
光が当たらぬように、日陰を作る目的で捻枝を行なう事もある。
- 大変大雑把な剪定であるため、専門の知識が無くても(あった方が良いのはもちろんだが)数分の実地講習で
誰でも作業する事が可能になるほど、簡単な作業。
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温室桃の夏季剪定2 剪定前(左)剪定後(右)
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- 当農園の樹木は、日焼け対策として木の背面に枝を満遍なく配置している。そのため徒長枝が発生しやすいの
で、夏季剪定は必須の作業となっている。背面に枝を配置しない人も居る。
- 徒長枝とは、実に成る花芽が付かず木の養分をどんどん吸い取って、どこまでも太く長く生長する枝。下方向
に捻枝したり、切除する事で対処可能。木の日焼け防止の為以外にあっていい事は無い。
- 徒長枝があると困る事その一。木の養分を矢鱈と吸い取る。実に行くはずの養分も吸い取る。
- 徒長枝があると困る事その二。徒長枝が伸び繁茂した分、徒長枝の下にある枝に光が届かなくなる。光が届か
なくなった枝は、衰えて枯れてしまう。
- 徒長枝が繁茂しすぎると、薬剤を散布しても届かない箇所が出来てしまい、農薬の効果が減少する。
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温室桃の夏季剪定3 剪定前(左)剪定後(右)
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- 徒長枝切除前(左)と切除後(右)で、木漏れ日が増加していることが分かるだろうか。当農園では夏季剪定
における程度の目安として、この木漏れ日も判断基準としている。写真では分かりにくいけれども。
- 木漏れ日は重要な要素で、これが無くては後の作業で登場する反射シートを敷く意味も半減する。
- 徒長枝を切除したことで、下枝にも満遍なく光が通るようになる。徒長する枝以外の枝に光を当てることが重
要で、これにより果実の品質はもちろん、来年の結果枝の育成にも繋がる。
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温室桃の夏季剪定4 切除した徒長枝
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- 切除した徒長枝。集めて温室外へ運び出す。放置しておくと、途轍もなくこの後の作業の邪魔になるなので。
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